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ジャズに関する全ての事を題材にしたエッセイ。
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今回からしばらくは僕の住むカナダのジャズミュージシャンを紹介します。
 
カナダのジャズミュージシャンといえば、いの一番出てくるのが以前にも紹介したオスカー・ピーターソンでしょう。
 
オスカー・ピーターソンのピアノはとにかくテクニックに優れており、聞くものを圧倒します。
 
しかし彼のピアノは、そのはや弾きテクニックをひけらかすだけではなく、ある種のやさしさに満ち溢れています。

実は彼は、ナットキング・コールばりの甘いボーカルも聞かせるそうなのです。

有名なエピソードとしてナットキングコールがオスカー・ピーターソンに「僕は歌に専念するから、君はピアノに専念したら?」とオスカー・ピーターソンから歌うのをやめさせようとしたらしいのです。
 
そのせいかどうかわかりませんが、その後、彼のボーカルの入ったアルバムはあまり見かけません。
 
さてアルバムですが、初期にはギターにハーブ・エリス、ベースにレイ・ブラウンを迎えてのピアノトリオでの録音が多くあります。
 
その後、ドラムを加えたカルテットやピアノ、ベース、ドラムによるトリオの演奏などが定着しています。
 
お勧めのアルバムは

「We get request」




「Sound of the trio」




「Blues etude」



などがあります。
 
オスカー・ピーターソンの演奏は決して難解なものではなく、誰でもが楽しくスィングできるようなわかりやすい演奏です。 先にも紹介したナットキング・コールやアート・ティタムなどの影響を感じさせる、「聴くものを、わくわく、ウキウキとハッピーな気持ちにさせる」という感じのジャズなのです。
 
その伝統は若手のピアニスト、ベニー・グリーンなどに継承されています。
 
カナダのモントリオール出身のオスカー・ピーターソンは、現在トロントの近くのミシサガというエリアに住んでいるようです。
 
日本好きでも知られるオスカーピーターソンはすしが好きなそうで、トロントの魚屋で働く友人が「彼が刺身用赤マグロを大量に購入した」と証言していました。
 
僕がトロントに住んでいた時、ダウンタウンの本屋でオスカー・ピーターソンのサイン会が行われました。
仕事でどうしてもいけなかった僕は、妻に頼んでとりあえずサインをもらってきてもらいました。
 
次回はカナダ出身のジャズシンガー、ダイアナ・クラールを紹介します。
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