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ジャズに関する全ての事を題材にしたエッセイ。
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前回に引き続いて今回もフランスのジャズを紹介します。
今回はボーカルです。

ジャズにはミュージシャンに好んで繰り返し演奏されるスタンダード曲というのが多くあります。

これらスタンダード曲の数々はどこから来るのかというと、映画のテーマ曲だったり、ブロードウェイミュージカルの曲だったり、ジャズミュージシャンの作曲だったりします。

それ以外にもフランスのシャンソン、ブラジルのボサノバなどの名曲もスタンダード曲としてとりあげられます。

シャンソンからの名曲としては「枯葉」「ばら色の人生」「セ・シボン」「ラ・メール」などがあります。

当のフランスでは「シャンソン」はもう古臭い音楽という風に捉えられているようです。
モンマルトルにある「ラパン・デ・アジル」というライブハウスで、日本人やアメリカ人の観光客相手に細々とやっている感があります。


シャルル・トレネー 「ポートレイト オブ シャルル・トレネー」

今聴くと、アレンジがちょっと古臭い感じの曲が多いのですが、「Que Reste-T’il De Nos Amours?」は今でも充分に感動できる名曲です。

しかしこれらの古臭く感じられるアレンジの曲も、ジャズ風にアレンジするとまた聴きやすくなります。

これは例えて言うなら「古くなった古民家を柱や梁などの基本構造だけ残して、今風に住みやすくリフォームする」という作業に似ているといえるかもしれません。

パトリシア・カース 「ピアノ・バー」



そんな時代遅れともいえる「シャンソン」を今風に歌うのがパトリシア・カースです。
ジャズとはちょっと違いますが、彼女のスタイルは、例えば「ムーラン・ルージュ」のようなパリのキャバレーで熱唱する姿がしっくりと似合いそうなイメージなのです。

クレモンティーヌ 「カフェ・アプレミディー クレモンティーヌが選ぶボサノバ」



彼女はお父さんがフランス有数のジャズレコードコレクターであり、インディペント・ジャズレーベルのオーナーでもあります。幼少時代に前回に紹介したフランスにピアニスト、ミッシェル・サダビーからレッスンを受ていたそうです。

彼女はボサノバが好きなようで、お洒落で小粋な感じがするボーカルを聞かせてくれます。





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